添乗員付きツアーって実際どんな感じ?
金額や予約、その後の流れは?
私は2025年5月に思い切って、
JTBの添乗員付きツアー「イタリア3都&バルセロナ8日間」にひとりで参加しました。
このツアーはひとり参加OK。
もちろん夫婦や友人同士等でも。
今回の記事では、実際参加したJTBツアーの金額や予約の流れ、ツアースケジュールなどをご紹介します。
「添乗員付きツアーの実際って?」と
気になっている人の参考になれば嬉しいです。
なお、ひとり参加して感じたよかった点・注意点は、別の記事で詳しくまとめています。
📌#01|ひとり参加の体験記
1.私がこのツアーを選んだ理由

今回の私の旅の目的地は2つ…
・いつか沈むと言われているベネチア
・完成前のサグラダ・ファミリア
を見に行くことでした。
当時、一度にこの2か所に行けるツアーは
JTBとHISの2社ほどしかなく、
選択肢はかなり限られていました。
複数の旅行会社比較サイトをみて、
私の場合は、
「手厚いサポートがあること」
「ホテルの質が一定以上であること」
を重視したかったため、JTBを選びました。
2.今回参加したJTBツアーの概要
今回参加したJTBツアーの概要はこちらです。
●ツアー会社:ルックJTB
●ツアー名:<羽田発>Enjoy2各国の魅力を楽しむ!イタリア3都めぐりとバルセロナ8日間
●移動手段:飛行機、バス
●訪れた都市
イタリア:ローマ・ベネチア・フィレンツェ
スペイン:バルセロナ
●ツアーの特徴:添乗員同行ツアー、食事付き
●ツアー人数の目安:30名弱※2名~催行
※ひとり参加・夫婦・友人同士など、参加者の
内訳はこちらの記事で詳しく書いています。
📌#01|ひとり参加の体験記
3.実際のスケジュール(8日間の流れ)
3-1 全体のスケジュール
初日に羽田を出発、ローマ乗り継ぎで一か所目の観光地、ベネチアに到着します。ここから、
ベネチア→フィレンツェ→ローマ→バルセロナ
の順で周遊していく行程です。

詳細なスケジュールは下記の通りです。
ほぼ食事付き。
自由行動はベネチア、フィレンツェは各1時間ほど、ローマは半日、バルセロナは1日あります。
| 日にち | 時間 | 内容 | 詳細 | 食事 |
|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 昼 | 羽田空港出発 ローマ乗継 | 機内食 | |
| 深夜 | ベネチア到着 | 夕× | ||
| 2日目 | 午前 | ベネチア | ベネチア観光 ゴンドラ遊覧 ベネチアングラス工房見学 | 朝〇 昼〇 |
| 午後 | フィレンツェへ移動 | 夕〇 | ||
| 3日目 | 午前 | フィレンツェ | フィレンツェ観光 ミケランジェロ広場 ウフィツィ美術館 | 朝〇 昼〇 |
| 午後 | ローマへ移動 | 夕〇 | ||
| 4日目 | 午前 | バチカン・ ローマ | ローマ観光 サンピエトロ大聖堂 カピトリーノ博物館 | 朝〇 昼× |
| 午後 | ローマ 自由行動 | 夕× | ||
| 5日目 | 午前 | バルセロナへ移動 | 朝〇 昼× | |
| 午後 | バルセロナ | バルセロナ観光 グエル公園 サグラダ・ファミリア | 夕× | |
| 6日目 | 一日 | バルセロナ 自由行動 | 朝〇 昼× 夜× | |
| 7日目 | 午前 | バルセロナ出発 ローマ乗継 | 朝〇 昼× | |
| 8日目 | 午前 | 羽田空港到着 | 機内食 |
※時間の赤色は日本時間
※朝食はホテルビュッフェ、5日目のみBOXブレックファースト
3-2 各日の様子
各日の旅行記はたくさん写真や書きたいことがあるため、こちらに記載しました。
よければ覗いてみてください。
・1日目|ビジネスクラス体験記
・2日目|ベネチアの運河と街歩き
・3日目|フィレンツェの美術館と街歩き
・4日目|ローマの歴史スポットめぐり
・5日目|サグラダ・ファミリアと街歩き
4.ツアー料金の目安
4-1 ツアー料金の基本価格
ツアー料金は2名1室利用、おとな1名で
Yクラス(エコノミー)席価格に
・空港税・燃油サーチャージ等
・Cクラス(ビジネスクラス)や
上級エコノミークラス席の利用代
・90日前までの予約完了で割引あり(条件あり)
・その他、素敵プランコースは+4万円
等が差し引きされます。
今回は2025年5月に行ったのですが
予約時の価格帯はこちらでした。
2025年4月~2025年10月
●Yクラス席価格帯:
48万9900円~58万9900円
●燃油サーチャージの目安:8万100円
(羽田発着2024年10月1日現在)
●Cクラス席利用:+55万円~
●上級エコノミークラス席利用:+20万円
ちなみに現在出ている価格帯はこちら。
2025年11月~2026年3月
●Yクラス席価格帯:
45万9900円 〜60万9900円(ネット掲載)
※カタログ冊子は41万9900円~56万9000円
との記載でした。
時期・出発日・在庫状況・オンライン限定
価格の有無などにより、ネットと冊子では
表示金額が異なることがあるようです。
最新・正確な金額は公式サイトでの確認が
おすすめです。
●燃油サーチャージの目安:7万4100円
(羽田発着2025年6月2日現在)
●Cクラス席利用:+60万円~
●上級エコノミークラス席利用:+20万円
特にGWや夏休み、年末の価格帯が高くなっています。この期間を除くと、11~3月の方が4~10月の期間より全体的に価格は安い傾向でした。
4-2 ひとり参加の場合の追加料金
一人部屋追加代金:11万7000円
2025年11月~2026年3月の同じツアーの一人部屋追加代金は9万1000円となっており、参加するツアーや時期によって、追加料金の金額も異なるようです。
4-3 最終的な合計金額
最終的な合計金額は出発1か月ほど前に確定し、連絡が入ります。
私が利用した2025年5月下旬出発は、
53万9900円(基本代金)
+11万7000円(一人部屋追加料金)
+ 8万6000円(空港税・燃油…等)
最終的な合計金額は…
なんと、約74万円でした。
※Cクラス代はこの当時+55万円だったので、
合計129万円。
正直、、、高い💦
ただ、
・ホテルや移動の手配はすべてお任せ
・食事付きで現地のレストラン選びに悩まない
・何かあったときに添乗員さんがいる安心感
これらを考えると、
「旅行そのもの」だけでなく
安心と時間を買っている旅行だと感じました。
費用をできるだけ抑えたい方は、
GW・夏休み・年末年始を避けて、
比較的安い時期を狙うのがおすすめです。
5.予約からのスケジュールと手続きの流れ
5-1 旅行を決めた時期
私がツアーの予約をしたのは出発3ヶ月前。
夫の転勤が決まり、仕事を辞めることにした
2月に入ってからでした。
2月中旬に予約する際、
希望していた2か月先(4月)は空きなし…
金額を踏まえ3か月後の5月下旬を予約。
4月はキャンセル待ちもしましたが、
残念ながら繰り上がることはなく…。
“円安だし、簡単に予約が取れるだろう”
という考えは甘かったようです。
90日より前の予約でお得な割引もあるので、
情報収集&予約はぜひお早めに。
5-2 予約時に必要だった情報
ツアー予約は、ネット・店舗のどちらでも可能です。
ネット予約の場合は、
まずはJTB公式サイトの
「インターネットでのお申込みの流れ」
をご確認ください。
店舗での予約の場合、こちらが必要でした。
・パスポート情報(後日でも可)
└ 有効残存期間や氏名のローマ字表記の確認
・本人の連絡先、緊急時の連絡先
・予約金支払いに必要な支払い方法
(クレジットカード/現金 など)
5-3 出発までのスケジュール
●出発3~6か月前
| ツアー 予約 | ネットor店舗にて。 私の場合はまずは店舗相談を予約後、 店舗でツアー予約をしました。 |
| 予約金 支払い | 予約時に、予約金10万円を支払い。 ※旅行金額により、金額変動あり。 ※支払い方法: クレジットカード/現金/振込 など |
| パスポート 準備 | 必要時、早めに申請・更新を。 ・イタリア入国時のパスポート残存期間: 出国予定日から90日以上 (JTB予約の場合は93日以上) ※ビザ:日本国旅券保持者は短期滞在不要 |
※入国条件について補足
現在のところ、イタリアを含む
シェンゲン協定加盟国への短期滞在は、
日本国発行のパスポート保持者であれば
ビザは不要とされています。
ただし、今後以下の新制度が
段階的に導入予定となっています。
・2025年10月12日から
EES(出入域システム)※2
・2026年第4四半期から
ETIAS(渡航認証制度)※3
そのため、参加時期によっては事前準備や手続き内容が変わる可能性があります。
⚠️制度や条件は変更される場合があるため、
最新情報は必ずJTB公式案内や担当者から
確認するようにしましょう。
※1 シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、
ヨーロッパの協定加盟国間を移動する際に、
原則として出入国審査なしで国境を越えられることを定めた協定です。
そのため、シェンゲン協定加盟国の中では、
国内移動に近い感覚で国境を越えて移動できます。
※2 EES(出入域システム)について
EESとは、EU域内へ入出国する際の情報を
電子的に記録する新しい制度です。
パスポートに記載されている
・氏名
・生年月日
・顔写真
・指紋(生体情報)
などが登録される仕組みとなっています。
実際の手続き方法や開始時期は渡航時期や国によって異なる可能性があるため、最新情報は外務省の公式ページ(外部リンク)やJTBの案内を必ず確認するようにしてください。
※3 ETIAS(欧州渡航情報認証制度)について
ETIASとは、ビザ免除国(日本を含む)から
シェンゲン協定加盟国へ短期滞在する際に、
渡航前の申請が必要となる制度です。
オンラインの申請フォームにて、
・基本的な個人情報
・旅行計画
・セキュリティに関する質問
などを入力します。
申請内容はパスポートに電子的に紐づけられ、
参加しているヨーロッパ各国の国境当局で
確認される仕組みとなっています。
導入開始時期や申請方法は変更される可能性があるため、最新情報は外務省の公式ページ(外部リンク)やJTBからの案内を必ずご確認ください。
●出発1か月前くらいまでに
| スーツケース レンタル | 必要時。 JTBからも案内があります。 |
| 海外旅行保険 | JTBからも案内があります。 私は紹介された 「ジェイアイ損害火災保険」 (約1万1000円)に加入しました。 ※プランによって料金変動あり。 |
| ツアー代金 確定 残金支払い | 1か月ほど前に金額が確定。 JTB公式アプリ、メール等で連絡が入る。 支払いは現金、クレジットカード等。 |
| 前泊ホテル、 新幹線手配 | 必要時。今回は念のため前泊。 他の参加者でJTBで飛行機を手配し、 当日羽田空港到着している人もいました (別途料金発生)。 |
| 自由行動の 下調べ 施設等の予約 | 行きたい場所がある場合は 早めに予約が必要なところも。 早めの下調べがおすすめです! |
●出発前1週間前後
| アプリ登録 | JTBのアプリ「Trip Loop」へ登録。 ※現地で利用。 |
| 最終旅行 日程表 | 出発2週間前~7日前に メールでデジタル配信。 (私は出発10日前) 集合場所などの詳細を確認可。 ※細かい日程は現地で別途配布。 |
| Wi-Fi レンタル | JTBからも案内あり。 最終旅行日程表で集合ターミナルを 確認後に受け取り場所を指定し予約。 |
| 添乗員 からの 電話 | 今回は4日前にあった。 必須の持ち物、心配事等の確認。 |
6.出発までに準備したもの
実際に私が今回のツアーで
・出発までに準備した持ち物
・レンタルしたスーツケースやWi-Fi会社名、
その費用
・加入した海外旅行保険と金額
については、別記事で詳しくまとめています。
📌 出発前の持ち物・準備リストはこちら
7.ツアーのメリットと注意したい点
JTBの添乗員付きツアーを利用して感じた
主なメリットは、以下の通りです。
◎人気の観光地を短期間で効率よく回れる
◎トラブル時も添乗員サポートを受けられる
◎移動・ホテル・入場券の手配が不要
◎語学に自信がなくても安心して参加できる
◎ホテルは一定以上のクオリティ
一方で、注意したいポイントもありました。
⚠行程に含まれない場所には行きづらい
⚠食事内容が事前に決まっている
⚠朝早い集合の日がある
⚠ひとり参加はホテルの追加料金が必要
⚠自由行動は基本的にグループ単位
です。
実際に参加してみて感じた 「よかった点」と「注意点」を、 より詳しくまとめた体験記はこちらです。
📌#01|ひとり参加の体験記
8.このツアーはどんな人におすすめ?
添乗員付きツアーはこんな方におすすめです。
【おすすめの人】
・初めてのヨーロッパ旅行
・安心&効率を重視したい人
・英語に自信のない人
・観光地で写真もしっかり撮りたい人
・団体行動が苦にならない人
一方で、次のような方には
あまり向かないかもしれません。
【向かない人】
・完全フリー旅をしたい人
・各都市に長く滞在したい人
添乗員付きツアーが「合いそう」と感じた方は、JTB公式サイトで現在募集中のツアーを一度チェックしてみてください。
9.まとめ
海外旅行経験もほぼなかった私でも、
JTBの添乗員付きツアーを利用することで、
初めてひとりで海外旅行を経験することができました。
特に、
🌱 旅先での移動やホテルの心配がないこと
🌱 添乗員さんが一緒という心強さ
この2つは、出発前から大きな安心につながりました。
「ひとりで海外は不安…」と感じている方にとって、添乗員付きツアーは安心して一歩を踏み出せる選択肢のひとつだと思います。
ぜひ、海外旅行の候補として
「添乗員付きツアー」も検討してみてください。
📌次はこの記事がおすすめ!

今回参加したツアーはこちらです。
JTBの添乗員付きツアー「イタリア3都&バルセロナ8日間」(JTB公式サイト)
📌旅行記、関連記事はこちら
・#02|ビジネスクラス体験記
・#03|ベネチアの運河と街歩き
・#04|フィレンツェの美術館と街歩き
・#05|ローマの歴史スポットめぐり
・#06|サグラダ・ファミリアと街歩き
・#07|ツアーまとめ・感想
・#番外編|ツアー持ち物

